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近刊

定価 2970円(本体 2700円+税10%)
四六判 並製 ・352ページ
2024年 12月 刊
ISBNコード:978-4-8269-0267-0
分類コード:C0011
在庫状況:近刊
THE THINGS WE LOVE by Aaron Ahuvia

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人はなぜ物を愛するのか 「お気に入り」を生み出す心の仕組み

アーロン・アフーヴィア 著 田沢恭子 訳

「物に対する愛着」研究の世界的権威が解き明かす、人と物との一筋縄ではいかない関係

なぜ顔が描かれたクッキーが可愛く思えるのか?
なぜ薄汚れたテディベアを捨てられないのか?
なぜスマホの音声アシスタントに「愛してる」と話しかけるのか?
なぜ一つだけ売れ残った商品が「さびしそう」だから買ってしまうのか?

 

グッズのコレクションにお気に入りのブランド、音楽、アート、スマホ、車、ジュエリー、先祖伝来のアンティーク家具、家族写真や大切な人からもらった贈り物……人が愛着を抱くものは実にさまざまだ。だがそこには、人の複雑な心理が絡んでいる。

 

消費者行動や物への愛着研究の第一人者アフーヴィア教授が、人が物を愛するようになる仕組みを明快に分析し、アイデンティティや人類進化とも強く結びついた原理を明らかにする。

 

愛されるモノを開発したいビジネスパーソンにも、モノを愛する自分の心理を知りたい人にも、楽しめて役立つ一冊。

 

◆ ◆ ◆

「自分自身や他者との有意義な関係を築くために、物への愛を探究する極めて重要な本」――ジェニファー・アーカー(スタンフォード大学教授、『ユーモアは最強の武器である』共著者)

 

「研究に裏打ちされた本書は、世界を愛し人生に充足感を得る方法を教えてくれる」――マチウ・リカール(『Happiness 幸福の探求』著者)

 

「人間の本質についての理解を拡げてくれる、まさに傑作」――イーサン・クロス(『Chatter』著者)

 

「人と物との関係に、これほど多くのことが秘められていたとは!」――ニール・イヤール(『最強の集中力』共著者)

目次

はじめに
第1章 輝きに満ちたモノ
第2章 人として扱われるモノ
第3章 モノとつながるとはどういうことか
第4章 ピープル・コネクター
第5章 人は愛するモノでできている
第6章 愛するモノの中に自分を見出す
第7章 楽しみとフロー
第8章 愛するモノがそれを愛する人について語ること
第9章 モノへの愛と進化
第10章 愛するモノの未来

著者紹介

アーロン・アフーヴィア

ミシガン大学ディアボーン校ビジネスカレッジのマーケティング教授。
非対人的な愛(物への愛)に関する世界的な権威。金銭や物質主義が幸福に与える影響に関する研究の第一人者でもある。100 以上の学術論文を執筆し、学会で発表するかたわら、世界各地の政府、非営利団体、企業のコンサルティングをおこない、その研究は『ニューヨークタイムズ』や『ウォールストリートジャーナル』など多くの紙誌で取り上げられている。

翻訳者紹介

田沢恭子

翻訳家。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了。

翻訳書に『ルーズな文化とタイトな文化』『戦争がつくった現代の食卓』(以上、白揚社)、『量子テレポーテーションのゆくえ』『アルゴリズム思考術』(以上、早川書房)、『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』『AI が職場にやってきた』(以上、草思社)などがある。

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