白揚社トップ > お知らせ > 『反共感論』立ち読みPDFを公開しました

『反共感論』立ち読みPDFを公開しました

2018.01.26

反共感論『反共感論―社会はいかに判断を誤るか』

 

ポール・ブルーム=著 高橋洋 訳=訳 2018年2月2日刊行予定

 

 

共感≠善

無条件に肯定されている共感にもとづく考え方が、実は公正を欠く政策から人種差別まで、社会のさまざまな問題を生み出している。心理学・脳科学・哲学の視点からその危険な本性に迫る、全米で物議を醸した衝撃の論考。

 

次々と明かされる共感が持つ負の側面――

「欠陥のあるワクチン接種のせいで、かわいらしい八歳の少女レベッカ・スミスが重病にかかったとしよう。彼女が苦しむところを目のあたりにし、彼女や家族の話を聞いたとすると、あなたは共感を覚え、行動したくなるだろう。だが、ワクチン接種プログラムを中止すれば、数十人の任意の子どもが死ぬとする。この場合、あなたはそれらの子どもに共感を覚えることはないだろう。統計的な数値に共感することなどできないのだから」(第1章より)

 

『反共感論』より「はじめに」を立ち読みする(PDFダウンロード)

 

目次など詳しい情報はこちら