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定価 2750円(本体 2500円+税10%)
四六判 上製 ・350ページ
2018年 12月 12日 刊
ISBNコード:978-4-8269-0206-9
分類コード:C0045
Being a Dog by Alexandra Horowitz

犬であるとはどういうことか その鼻が教える匂いの世界

アレクサンドラ・ホロウィッツ 著 竹内和世 訳

くんくんくん……!?

そのときあなたの犬は何を嗅ぎ、何に気づいているのか?

 

犬は薬物や病気を検知したり、天気の変化や地震が起きることまで嗅ぎつけたり、匂いで時間の変化がわかる。

こんなふうに、世界を鼻で知るというのは、どういう感じなのだろう?

著者は、犬にならって四つんばいで街中を嗅ぎまわり、何百種類もの匂いを嗅ぎ分けるトレーニングを受け、捜索犬さながら鼻で動物を追うレンジャーに密着し、独自の調査を実施。

 

犬の認知行動の権威がユニークな観察をとおして、匂いで世界を知ること=「犬であるということ」を明らかにする。

 

目次

  1. 犬の鼻
  2. 匂いを嗅ぐ者
  3. 風を嗅ぐ
  4. 嗅ぎながら歩く
  5. 顔の真ん中の鼻のように明白
  6. 犬がわたしにそれを嗅がせた
  7. 働く鼻
  8. ノーズワイズ=鋭い嗅覚をもつ
  9. 悪臭の波
  10. トリュフ犬とジャコウネコ
  11. ノーズワーク――嗅いで探す
  12. セカイノニオイ

訳者あとがき

著者紹介

アレクサンドラ・ホロウィッツ

ニューヨークタイムズ・ベストセラー第一位の『犬から見た世界――その目で耳で鼻で感じていること』の著者。ペンシルベニア大学で哲学の学士号を取得、カリフォルニア大学サンディエゴ校では、犬の認知行動学の研究で認知科学の博士号を取得した。現在、コロンビア大学バーナード・カレッジで教鞭をとるかたわら、犬の認知研究室を主宰し研究を行っている。著書には他にOn Looking: A Walker’s Guide to the Art of Observationがある。ニューヨークシティで家族と、二匹のきわめてよく匂いを嗅ぐ犬とともに暮らす。

翻訳者紹介

竹内和世

翻訳家。東京外国語大学スペイン語科卒業。
主な訳書に、モリス「ドッグ・ウォッチング」(平凡社)、ネヴィル「犬に精神科医は必要か」(講談社)、ニコル「人生は犬で決まる」(小学館)、マークス「ビーグル号の3人」、アーヴァイン「欲望について」「よき人生について」、ローリン「獣医倫理入門」、ネトル「パーソナリティを科学する」。バーリー「ナポレオンのエジプト」、ホロウィッツ「犬から見た世界」(以上、白揚社)などがある。

書評情報

日本経済新聞 2019年2月16日 評・水原紫苑さん(歌人)

 

朝日新聞 2019年2月16日 評・齋藤純一さん(早稲田大学教授・政治学)

 

東京新聞・中日新聞 2019年2月17日

 

北海道新聞 2019年2月3日

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