- 定価 3520円(本体 3200円+税10%)
- A5判 上製 ・224ページ
- 2013年 10月 刊
- ISBNコード:978-4-8269-0171-0
- 分類コード:C0070
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日本のステンドグラス 明治・大正・昭和の名品
大好評「日本のステンドグラス」シリーズ 堂々完結!
『小川三知の世界』『宇野澤辰雄の世界』に続く第3弾は、明治期から昭和初期にかけて日本の建物を彩った名品を収録。世界に類を見ない独創的な美を生み出した日本のステンドグラスの数々をお楽しみください。日本初のステンドグラス作家、小川三知の新たに発見された作品も収録。
目次
はじめに 増田彰久
Ⅰ 明治・大正・昭和の名品
開東閣(旧岩崎彌之助高輪邸)/西川本店(旧西川甚五郎邸/夢二カフェ五龍閣(旧松風嘉定邸)/大阪市中央公会堂/神戸迎賓館 須磨離宮ル・アン(旧西尾類蔵邸)/旧石川組製糸西洋館/萬翠荘(旧久松定謨別邸)/道後温泉ふなや/ドミニコ会聖トマス学院(旧山口玄洞邸)/東本願寺内事所/矢橋大理石 南陽倶楽部洋館(旧矢橋亮吉邸)/ウェスティン都ホテル京都 葵殿(旧都ホテル大食堂)/なか卯京都七条新町店(旧日光社社屋・富士ラビット)/大阪府庁本館 正庁の間/起雲閣(旧根津嘉一郎熱海別邸)/江の島 岩本楼/東京慈恵会医科大学附属病院F棟/京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター(旧東方文化学院京都研究所)/日本郵船 氷川丸/旧大谷藤豊邸/お茶の水女子大学附属幼稚園(旧東京女子高等師範学校附属幼稚園)/旧中島知久平邸/旧山崎與志男邸/ヴィラ・デル・ソル(旧徳川頼倫邸 南葵文庫)/大丸心斎橋店/旧松本烝治邸/鎌倉文学館(旧前田侯爵家鎌倉別邸)/保刈歯科醫院(旧山吉デパート)/川口市母子福祉センター(旧鍋平別邸)/きんせカフェ&バー(旧きんせ旅館)/グラスモザイクの名品/迎賓館赤坂離宮(旧東宮御所)
Ⅱ 新たに発見された小川三知の作品
東京都美術館(旧東京府美術館)/海上自衛隊 田戸台分庁舎(旧横須賀鎮守府司令長官官舎)
Ⅲ 対談 日本のステンドグラス
Ⅳ 資料
日本のステンドグラスを創った人々
作品紹介建物一覧
謝辞 田辺千代
写真家紹介
増田彰久1939年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。増田彰久写真事務所を主宰。第33回写真協会年度賞(1983)、第9回伊奈信男賞(1984年度)、2006年度日本建築学会文化賞など受賞。『近代化遺産を歩く』(中公新書)、『写真な建築』、『銀座建築探訪』(ともに白揚社)、『西洋館を楽しむ』(ちくまプリマー新書)、『失われた近代建築』Ⅰ・Ⅱ(講談社)、『歴史遺産 近代建築のアジア』(柏書房)など著書多数。
文 著者紹介
田辺千代1942年生まれ。日本海事新聞横浜支局勤務のかたわら、神奈川新聞「ぽぷり」欄のリポーターを務める。取材のなかでステンドグラスに興味をもち、独力で調べ始める。論文に「横浜とステンドグラス」(「郷土よこはま」)、「神奈川のステンドグラス」(「郷土神奈川」)、「日本のステンドグラス――宇野澤辰雄と小川三知」(「民族芸術」)、「安中教会と小川三知」(「藝苑」)、共著書に『日本のステンドグラス――その歴史と魅力』(伝統技法研究会)、『昭和初期の博物館建築――東京博物館と東京帝宝博物館』(博物館協会編東海大学出版会)がある。
書評情報
神奈川新聞 2014年2月25日
サライ 2014年2月号