- 定価 1320円(本体 1200円+税10%)
- B6変型判 並製 ・272ページ
- 2017年 8月 10日 刊
- ISBNコード:978-4-8269-2102-2
- 分類コード:C0252
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伝統を今のかたちに 都市と地域再生の切り札!
目次
プロローグ 「人気の観光地」川越と「印象の薄い」土浦:歴史ある町が進んだ別々の道
第一部 歴史的建造物が地域を活性化する
第一章 地域の方針(ビジョン)が町の未来を大きく左右する
第二章 地域再生の切り札としての観光と歴史的建造物
第三章 歴史的建造物はリノベーションで蘇る
第四章 既存の制度の枠を広げれば多くの建物が守られる
第二部 歴史的建造物を活かすための具体策
第五章 歴史的建造物を活かすために建築家たちができること
第六章 「復原」あるいは「復元」という行為について:ホンモノとニセモノの分かれ道
第七章 歴史的建造物保護制度の現状と今後の方向性
第八章 歴史的建造物の税制について
第九章 歴史的建造物保護の海外事例:ナショナル・トラストとブルー・プラク・スキーム
第十章 歴史的建造物保護の法的手段:未利用容積移転から公共貢献へ
エピローグ 都市の記憶を失う前に私たちは何をすべきか
特別寄稿 「伝統を今のかたちに」の発想で地域の個性を活かした魅力ある日本に
写真コラム 「ホンモノ」の町並みとは何か
コラム① 新宿ゴールデン街という魅力的なコンテンツ
コラム② リノベーションと建築規則
コラム③ 「ファサード保存」はもうやめよう
コラム④ 「文化財」も「建築」である
コラム⑤ 中国をフェイク大国と笑えるほど日本人は本物志向か?
コラム⑥ 建物の保存に経済合理性が導入された日
コラム⑦ ヨーロッパと日本、歴史的建造物保護の事情
著者紹介
後藤治/オフィスビルディング研究所「歴史的建造物活用保存制度研究会」後藤 治(ごとう・おさむ)
工学院大学教授、理事長。
1960年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。文化庁文化財保護部建造物課文部技官・同文化財調査官を経て、工学院大学に勤務。2017年より現職。博士(工学)、一級建築士。専門は日本建築史および歴史的建造物の保存修復。
株式会社オフィスビルディング研究所
「歴史的建造物活用保存制度研究会」、「土地はだれのものか?出版研究会」などを主宰。都市景観・不動産法制度・オフィスビルに関連する研究・提言活動を行うシンクタンク。