- 定価 2860円(本体 2600円+税10%)
- 四六判 上製 ・248ページ
- 2002年 11月 刊
- ISBNコード:978-4-8269-0111-6
- 分類コード:C0041
- DAMNED LIES AND STTISTICS by Joel Best
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統計はこうしてウソをつく だまされないための統計学入門
「スゴ本の中の人が選んだ、1万円で“一生モノの教養”を身につけるための5冊」に選ばれました
ニュース、世論調査、政治家の演説……あらゆるところにインチキな数字がはびこっている実態を豊富な事例で解き明かし、その原因をわかりやすく解説。デタラメな統計をうっかり信じてしまわないためのノウハウを教えます。
目次
はじめに──最悪の社会統計
1 社会統計の重要性
社会統計の台頭
社会問題をつくりだす
数字オンチの受け手としての一般大衆
組織慣行と公式統計
統計を社会的産物として考える
本書の構想
2 ソフトファクト──おかしい統計の根源
当て推量
定義
計測
標本抽出
よい統計の特徴
3 突然変異統計──数字をおかしくする方法
一般化──初歩的な種類の誤り
変換──統計の意味を変える
混乱──複雑な統計をねじ曲げる
複合的な誤り──おかしい統計の連鎖をつくりだす
突然変異統計の根源
4 リンゴとオレンジ──不適切な比較
異なる時点の比較
計測方法の変化 変わらない尺度 予測
異なる場所の比較
集団間の比較
社会問題の比較
比較の論理
5 スタット・ウォーズ──社会統計をめぐる紛争
特定の数字をめぐって論争する──100万人が行進したのか
データ収集をめぐって論争する──国勢調査はどのように人口を数えるか
統計と争点
統計の権威を主張する
スタット・ウォーズを解釈する
6 社会統計を考える──批判的アプローチ
素朴な人々
シニカルな人々
批判的な人々
避けられないものに立ち向かう
謝辞
訳者あとがき
註
索引
序文著者紹介
カリフォルニア大学バークリー校で社会学のph.Dを取得。カリフォルニア州立大学、南イリノイ大学などで教鞭をとり、現在デラウェア大学社会学・刑事司法学部主任教授。
翻訳者紹介
林大翻訳家。1967年、千葉県生まれ。東京大学経済学部卒業。訳書にバーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(早川書房)、グリーン『エレガントな宇宙』(共訳、草思社)、クロース『自然界の非対称性』(紀伊國屋書店)、ザイエンス『光と視覚の科学』(白揚社)などがある。